OUR STORY

福田パンの想い
創業の理念
「地元と共に歩み、人々の日常に寄り添うパン作り」
福田パンは、1948年に創業者・福田留吉によって岩手県盛岡市で誕生しました。
戦後の物資不足の中、「学生たちに安価で満腹感を提供したい」という想いを原点に、独自のコッペパンを開発しました。このパンは、1個でご飯2膳と牛乳1本分のカロリーを補えるよう計算されており、食べ盛りの学生たちに愛される存在となりました。
創業当初から福田パンが大切にしてきたのは、「地元への貢献」と「家族経営の温かみ」です。地域外への出店や規模拡大には固執せず、「福田家が運営するからこその福田パン」という信念を守り続けています。
また、創業者・留吉氏は酵母研究者としての知識を活かし、時代や環境に応じた柔軟な対応を重ねてきました。戦後間もない頃にはフランスパンからスタートし、その後は具材を挟むスタイルを確立するなど、常に「お客様の満足」を追求してきました。
福田パンの創業理念は現在も受け継がれ、地域社会への貢献と変わらない品質へのこだわりが、福田パンの長年の支持につながっています。

パンづくりへのこだわり
福田パンは創業以来、地元岩手県盛岡市で愛され続ける「ふわふわコッペパン」を作り続けています。その製法にはいくつものこだわりが詰まっています。
【独自の中種製法】
福田パンの特徴的な食感は、創業当初から変わらない「中種製法」によって生み出されています。この製法では生地を二度に分けて発酵させることで、ふんわりとしながらも弾力のある食感が実現されます。この門外不出のレシピが、他にはない独特の風味と柔らかさを生み出しているのです。
【焼きたての鮮度を重視】
福田パンでは、焼き上げから提供までの時間を極力短くすることで、パン本来の風味と柔らかさを保つ努力をしています。夜間に焼き上げたパンを翌朝すぐに提供するため、24時間体制で製造が行われています。これは、賞味期限や保存性よりも「できたてのおいしさ」を優先する姿勢によるものです。
【大きくふっくらとしたボリューム】
福田パンのコッペパンは、その大きさとふかふかな食感が特徴です。ひと口頬張るだけで幸せな気分になれるほどの柔らかさは、多くの人々に愛されています。また、具材を挟む前提で設計されたこのパンの相性は抜群です。
【多彩な具材とのカスタマイズ】
常時50種類以上のフィリングが用意されており、その組み合わせ次第では数百種類ものオリジナルサンドが楽しめます。甘いスイーツ系から惣菜系まで幅広い選択肢があり、注文後にスタッフがその場で具材を挟んで提供するスタイルも人気です。

地域とともに
福田パンは、岩手県盛岡市を拠点に地域と深く結びつきながら歩んできました。メディアでは「盛岡市民のソウルフード」として取り上げていただいたこともあります。
県内に直営店を4店舗のみ展開し、県外への出店を行わないという独自の方針を貫き、地元での信頼と愛着を大切にし、「地域とともに成長する」という理念を体現しています。学校給食や高校での出張販売などを通じて、地元の学生たちの生活にも寄り添い続けてきました。
また、地元ならではの食文化や季節感を取り入れた具材選びにもこだわり、50種類以上の具材から自由に組み合わせができるスタイルは、多様な味わいを楽しむことができます。
福田パンはこれからも「地域とともに」を掲げ、盛岡市民だけでなく観光客にも愛される存在として、その味と温かさを届け続けます。